音楽の基礎
BPMとは?
テンポとの違い・音楽制作や耳コピでの使い方を解説
公開日: 2026-06-07 / 更新日: 2026-06-07
DAWや音楽プレイヤーでよく目にする「BPM」。 「テンポと同じ意味?」「数字が大きいと速い?」など、 初心者が疑問に思いやすい点を丁寧に解説します。 耳コピやMIDI打ち込みでの活用方法も紹介します。
この記事でわかること
- ・BPMとは何か、テンポとの違い
- ・BPMの数値と速さの感覚
- ・DAWでのBPM設定方法
- ・耳コピ時のBPM(テンポ)の計り方
- ・MIDIとBPMの関係
BPMとは何か
BPMは「Beats Per Minute」の略で、1分間に刻む拍(ビート)の数を表します。 たとえばBPM120なら、1分間に120回ビートが刻まれます。 これはちょうど1秒間に2回ビートが来るテンポです。
音楽の「速さ」を数値で表す指標であり、 DAWでの打ち込みや録音において非常に重要な設定です。
テンポとBPMの違い
「テンポ」は音楽の速さを表す概念全般を指す言葉で、 「BPM」はそのテンポを数値で表した単位です。
楽譜では「Allegro(速く)」「Andante(ゆっくり歩くように)」といった イタリア語の速度記号でテンポを示しますが、 DAWや現代の音楽制作ではBPMという数値で正確に管理します。
- Larghissimo(非常に遅く):BPM 20以下
- Andante(ゆっくり歩くように):BPM 76〜108
- Allegro(速く):BPM 120〜156
- Presto(急速に):BPM 168〜200
ジャンル別のBPMの目安
| ジャンル | BPMの目安 |
|---|---|
| バラード・スローポップ | 60〜80 |
| ポップス・J-POP | 100〜130 |
| ロック・ポップロック | 120〜160 |
| EDM・ダンスミュージック | 120〜140 |
| ヘビーメタル・ハードコア | 160〜220 |
DAWでのBPM設定方法
DAWでは通常、画面上部のテンポ表示エリアにBPMが表示されています。 ここをクリックして数値を入力するだけで設定が変更できます。
BPMを設定するとメトロノームのグリッド(小節線や拍の区切り)がそのテンポに合わせて変わり、 録音・打ち込みの基準になります。
テンポオートメーションという機能を使えば、曲の途中でBPMを変化させることもできます。 サビで加速する表現などに使われます。
耳コピ時にBPMを計る方法
曲をDAWに取り込んで打ち込む場合、まずその曲のBPMを特定する必要があります。
タップテンポで計る
曲を再生しながらビートに合わせてキーやボタンをタップすると、 BPMを計測してくれる「タップテンポ」機能が多くのDAWやメトロノームアプリに搭載されています。 8〜16回タップすると精度が上がります。
DAWのテンポ解析を使う
LogicやAbleton Live、Cubaseなどでは、 オーディオファイルのBPMを自動解析する機能があります。 音声ファイルをDAWに読み込んだ後、「テンポを解析」や「ワーピング」機能を使うと 自動でBPMを検出してくれます。
MIDIデータとBPMの関係
MIDIデータ自体にはBPM情報が含まれています。 自動採譜ツールが生成したMIDIには、解析された(または推定された)テンポ情報が入っていることがあります。
MuseScoreでMIDIを開くと、テンポ記号が楽譜上に表示されます。 このテンポが実際の曲と合っていない場合は、 「追加→テキスト→テンポ記号」から修正することができます。
DAWでMIDIを使う場合、プロジェクトのBPMとMIDIのBPMが一致していないと リズムがずれるため、読み込み後に確認するようにしてください。
まとめ
BPMは「1分間に刻まれるビートの数」を表す数値で、音楽の速さを正確に管理するための単位です。 DAWでの打ち込みや耳コピでは、まず曲のBPMを確認することが重要なファーストステップになります。
自動採譜ツールで生成したMIDIのテンポが合っていない場合は、 DAWやMuseScoreでBPMを調整してから使いましょう。
音声からMIDIを生成して打ち込みの参考にする
自動採譜ツールでMIDIを生成し、DAWで読み込んでBPMを確認・調整するワークフローを試してみてください。